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そこいらじゅうに金木犀の香りがひそんでいる、きゅんとする時期になりました。
あんなに暑かった夏も、秋の風を感じるとなつかしくなってしまうものですね。
こんにちは、家元CG部の大塚です。
みなさん今年の夏にどんな思い出がありますか?
私は人生で初めて自分が主催するイベントを行った、とても思い出深いものとなりました。
「なにかクリエイティブなことしたいね~」という曖昧な思いを共有した大学時代の友人数名と、
約一年がかりで進めてきたイベント企画。
・地域でお祭りをしたい
・みんなに参加してもらう形にしたい
・それぞれの特技を活かせるものにしたい
おおざっぱに上記のようなことを前提としてはじまりました。
その後紆余曲折あり、たどりついたのが『縄文のあかりづくり』というワークショップ兼アコースティックライブイベント。
タイトルだけ聞くとなんのこっちゃですよね。
かんたんにご説明します。
参加者の方々にはまず、押し花で縄文の「土偶」をイメージして和紙の上でコラージュアートをしてもらいます。
その作品を丸めて灯籠を作り、中にろうそくを入れて屋外に飾られます。(写真参考)
夕方に点灯式を行い、そこで友人のアコーステティックデュオが音楽を奏で、
夏の夜を自分たちで作ったあかりと共に楽しんでもらう、という内容。
この時点で「なぜ縄文?」「土偶ってなんだっけ?」と思われた方!
それはイベント開催した、八国山たいけんの里という場所に由来します。
東京東村山市の “トトロの森” として有名な狭山岳陵のすぐおとなりにある文化施設。
そこでは地元で発見された縄文の遺跡を多数展示・紹介していることから、
なにか広く縄文の歴史や文化を知ってもらえるイベントにしようという目的がありました。
ですので実際にあかりづくりに入る前に、まず施設内の展示を案内させてもらい、学んでもらいます。
別に「じょうもんのきょうかしょ」というお子様でもわかりやすい小冊子も作り渡しました。
その土地の歴史や自然を学びながら、ふれながらあかりを作り、楽しんでもらうことで、
あまりになじみのなかった文化も身近に感じてもらえたのでは…と思っています。
イベント当日は心配していた天気も晴れて、予想を超えるたくさんの人たちに参加して頂き、
施設のスタッフさんや地元の方々など多くの協力を得て無事終えることができました。
前日にプレイベントとして地元小学校で作った約70個、当日の約100個、自分たちでこつこつ作った100個と合わせて約300個のあかりがほわほわと夏の夜を飾り、とてもきれいでした。
友人の音楽もノスタルジックですてきに演出してくれました。
なんとこのイベントは来年も行うという話が出ているので、
もしご興味あるかたはぜひ気軽に声をかけてください!
イベントとは関係なく、トトロの森に遊びにいきたい!って方も
ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
狭山岳陵の案内↓
http://www.sayamaparks.com/
八国山たいけんの里↓
http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisetsu/koen/taikennosato/index.html
アコースティックデュオ「青猫」↓
http://www.youtube.com/watch?v=2Ajs2mRq7wo&feature=related