ishiwari_ll.jpg
こんにちは。制作部の石割です。
先日のカンヌ国際広告祭に行かせて頂きました!
ありがたき幸せでございます。
広告業界のきらびやかさに目がくらむ毎日でした。
2日お風呂に入っていなくて、髪の毛がべたべたになってることが
多々ある私にとっては遠い世界のような感覚がありました。
今回の注目作品はなんといっても
メルボルンの地下鉄の事故防止を訴える、
アニメと音楽が秀逸の”Dumb Ways to Die”
(http://www.youtube.com/watch?v=BgVHzDKmi1U)に
対抗馬としてunileverの”real beauty sketches”
(http://www.youtube.com/watch?v=E8-XKIY5gRo)でした。
全体的な傾向としては、ドキュメンタリーものや消費者を巻き込む
参加型の広告が強い印象でした。
(例えばintelとtoshibaの”the beauty inside”です。

また、Facebookのシェア数、youtubeの再生回数、twitterのツイート数が
広告の効果を示す指数になっていることに驚きを覚えました。
“リアルタイム”と”ユニバーサル”というのが
広告の効果のキーになりつつあるということでしょうか。
強く印象に残ったことが2つ。
1つはヴィヴィアンウエストウッドがセミナーで語った、
『”Best self”であること。”Ordinary self”でいては、何も変えることはできない。
常にbestな自分でいることに努力すること。
“Best self”に耳を傾け信じて進むことで、進歩することができる』という言葉。
(Best selfになるにはユニバーサルな本を読んだり、ギャラリーにいったり せえ!
と言ってました。ヴィヴィアンめっちゃかっこよかったっす。)
もう1つはcoca-colaのセミナーでの言葉。
『常に”stance”をもつこと』
これは広告をうつ、企業に向けての言葉で、
『ブランドとしてどのように社会に影響を及ぼしたいのか。
世の中をよくするという意識、姿勢(stance)を持たなければならない』
ということでした。その中で生まれたのが政治を超えて、世界に影響を及ぼすことになった
“Small World Machine”キャンペーンなどです。

この2つの言葉を頭の中で
ぐるぐると巡らせながら、制作というこの仕事で私にできることは何なのか?と
授賞式を時差ぼけに負けそうになりつつ、ぼんやりと眺めながら考えていました。
まだまだ美しい結論はでませんが、心の中に1つ浮かんだことは、
“Part of it “という言葉。
授賞式に現れる人々はクリエイティブでかっちょいい人たち。
もちろんそんな人には私はなれません。
でも、そんな人たちの中で制作として
誇るべき”part of it” になること。
なくてはならない”part of it”になることだということです。
常に自分の”Best”を信じて進み、
そして自分がどういう影響を目の前の仕事に及ぼすのか考えて
“stance”を持って毎日突き進み、その作品の”part of it”になる。
これからどんなお仕事、人々と出会えるのか
そしてどんな自分になっていくのか。
ワクワクしてきました。
滞在中はたくさんの方々にお世話になりました!
もしまたお会いする事がありましたら、
『それはお前の”best”なのか!?』と叱咤激励していただけたら嬉しいです!
宜しくお願い致します!