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こんにちは。
CG部 帆足です。
毎年この時期には冬の花火を観に行きます。
場所は山梨県の河口湖。
1月2月の土曜と日曜に、毎回1500発ほど打ち上げられます。
お気に入りは、湖面で半球状に広がる孔雀花火。
水面に美しく映り込むのは、波のない湖上ならではの光景です。
打ち上げ場の近くまで行くと、大玉が真上で広がりとても迫力があります。
尺玉こそ揚がりませんが、直径100m以上広がる花火を
間近に眺める時間は、非日常的でとても楽しい体験です。
比較的小規模な花火大会ですが、ちょっと高価な「八重芯」も揚がります。
少しマニアックな話をすると、一般的な丸く広がるタイプを「平割」といい、
二重に広がるものを「芯入り」、三重に広がるものを「八重芯」といいます。
広がる小さな星々が尾を引けば「菊」、
尾を引かず点で広がるものは「牡丹」と呼ばれます。
花火の名前(玉名)は理解すれば分り易く、例えば「芯入青牡丹」なら、
青い点で二重丸に広がる花火。「八重芯菊先紅銀」なら、
三重丸に尾を引いて広がり、後に紅色から銀色に変化する花火という意味です。
欧米の派手さを追求する花火は、あれはあれで良いのですが、
いかに美しい丸で広がるかを職人が追求した日本の花火の方が私は好きです。
自分たちが作るCGも、日本人的な美意識を大切にしたいと思っています。