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こんにちは。
制作の斎藤です。
僕は趣味の一環で週末になると渋谷や青山のクラブに
夜な夜な出向きVJをしています。
わからない方もいるかと思いますが
VJとはビジュアルジョッキーの略で
DJのディスクジョッキー(音楽を流す人)に対して
クラブや会場で映像を流す人のことを言います。
これをやっていて一番難しいと思うのが
音に対してそれに合う映像を即興で流すということです。
ライブものは事前に流すスケジュールなどありますが
クラブミュージックは違います。
映像クリップをいくつか用意しておいて
音の高低差やリズム、早さ、メロディ、タイミングを
その場で瞬時につかみ取って流します。
鋭く激しい音のときはトゲトゲしいCG映像だったり
逆にゆったりしてるときは有機的なやわらかい光だったり
すぐさま判断して映像を流さないといけません。
合わせるのが難しいときもありますが
アーティストが楽器を弾くのと同じで
体感的に映像にエフェクトをかけたり音のタイミングで
ダイレクトに出してオーディエンスの反応を
感じとる気持ちよさはこれまた格別です。
その場で撮っている動画をスクリーンに写してリアルタイムに加工したり
入ってくる音をプログラミングしてビジュアル化する人など
人によっていろいろなスタイルがあるのもVJの面白いところです。
やっている人はもちろん映像関係やグラフィックの人も多いのですが
普通のサラリーマンや学生、カフェスタッフ、
アパレル、美容関係、なにやってるのよくわからない怪しい人まで(笑)
映像とはまったく関係のない人たちがたくさんいます。
そういう人たちから表現されるビジュアルは
普段僕たちが携わってるCMやMVとは
また違った独自性で自由に描かれていてとても刺激になります。
同じ業界を長くやっていると知らず知らずに
既成概念に捕われてしまいがちですが
(あれやっちゃだめ、これやっちゃだめなど、、、)
VJを通して表現したいそのまんまを映し出す
楽しさを改めて実感している今日この頃です。
いま流行っていますがプロジェクトマッピングなんかも
今後はチャレンジしてみたいなと思っています。