05NEWSMENU2011年

  • No.104:人の想像力って

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    こんにちは。
    デジ部・杉江です。
    2011年も残り少しとなりましたが、みなさんはどんな1年だったでしょうか!?
    僕は、ようやくひとつの目標が達成できた年となりました。
    それは、以前からずっと見に行きたいと思っていたアントニ・ガウディの建築物を見られたことです。
    なかでもガウディ亡き現在も造り続けられている世界遺産のサグラダ・ファミリアを見られたことがいちばんうれしかったです。
    初めは想像以上のその圧倒的な存在感にボー然となり、しばらく半笑いしたまま見上げていました。
    自分の想像を超えた瞬間のあの感動は、今でもハッキリと覚えているくらい強烈でした。
    体の中で鳥肌が立つような・・・、言葉ではうまく伝えられない日常ではあまり味わえない感覚でした。
    建物は外装も内装も見事で、ここだけで何日費やしたのかと思うような繊細なものや、どういう順序で造ったのかわからない複雑なものなど、想像力をかき立てられました。自分では、頭のいい運動になったと思います。
    また、夜もキレイにライトアップされ、独特な雰囲気を作り出していました。
    僕には、もうひとつ見ていて面白かったことがあります。
    それは、サグラダ・ファミリアを見た瞬間のいろんな人のリアクションです。
    サグラダ・ファミリアは電車で行くと、出口によって違いますが地下から階段を上って地上に出た所の真後ろに位置します。
    つまり、階段を上りきって後ろを振り向くとドーンと建っているという状態です。
    ですので、その出口から出てくるいろんな人たちの振り返った瞬間のリアクションもまた見事でした。
    喜んで笑顔になる人や目と目を合わせて喜ぶカップル、眉間にしわをよせてカメラを手に取る人など・・・。
    なかでも振り返った時に「マジかよ!」と言う人が多く、とてもわかりやすくて面白かったです。
    他の人たちはその瞬間に一体どんな気持ちになったのか、また想像を超えていたのか予想通りだったのかなど、自分と照らし合わせて考えたりしていました。
    これからも、こういった「想像を超えた瞬間」をたくさん迎えられるようにいろいろ計画を立てていこうと思いました。
    そして、英語を勉強しようと改めて思いました。
    最終日に食べたインスタントのおみそ汁も想像を超えました。
    それでは、みなさんよい年をお迎えください。

  • No.103:BORDERLESS HOUSE

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    こんにちは、制作部のパクです。
    僕は日本で2回目の新年を迎えようとしています。
    日本でCM、PVの仕事がしたいと思って韓国からやって来て、
    運が良くDNAに入らせて頂きまして1年半。
    特に2011年は僕にとってとても多事多難な一年でした。
    来週はもう2012年ですね。
    皆さん、新年の抱負はお持ちでしょうか?
    僕は最近シェアハウスに引っ越しました。写真はうちの子たちの絵です。
    ここには僕を含め、日本人、外人たち12人が 仲良く生活しています。多すぎですかね?(笑)
    ダイニングでパソコンを打っている今も僕のそばには家の子たちがビールを飲みながらワイワイしていますね。うるさくてちょっと集中できないんですけど。(笑)
    さって、いつも楽しそうなこの家にも時々悲しいことが起きます。
    それは「お別れ」ということですね。
    年末だからというか、最近は結構人の入れ替わりが激しくなってきました。
    ほぼ毎週送別会があり、お別れがあり、そして残された皆は
    “あの子、その夜すごかったね!”
    “皆出て行く!寂しいなぁ〜”
    と、その人たちとの思い出などを語り合います。
    でも、いまさら言ってもしようがないことばかり。
    最近は仕事でも、日常生活でも、今そばにいる人をもっと大事しなきゃと思う毎日です。
    皆さん、新年に向かい、 色んな抱負をお持ちでいらっしゃると思いますが、
    「人との縁をもっと大事する一年」はどうでしょうか。
    それでは、明けましておめでとうございます!

  • No.102:上海スピード

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    こんにちは、DNA上海支社の昆 克実です。
    DNA上海開設にあたり11月10日から上海常駐となりました。
    DNA上海については、後日改めてご報告させて頂きます。
    さて、上海といえばこの景色ということで、早速見に行って来きました、浦東新区のビル群。1994年に3つの球体をもつ上海テレビ塔の完成を皮切りに、ニョキニョキと高層ビルが伸び続け、それまで農地だったこの土地は一気に大都会へと変貌を遂げました。これを俗に上海スピードと呼びます。
    申し遅れましたが、私、大学時代に上海に留学していて、7年間上海で生活していました。
    はじめてココを訪れたのは17歳の時です。
    テレビで上海テレビ塔の球体から花火が吹き出している映像を見て、度肝を抜かれたのをきっかけに、その年の春休みを利用して、この場所を訪れました。
    その頃はここまで多くのビルはなかったですが、その頃から街のパワーは凄まじく、この街に住む人々のエネルギーに圧倒されたのを覚えています。
    街の発展のスピードに追いつこうと、人々が一生懸命生きているという印象でした。
    あれからちょうど10年が経った今年、ここ上海で改めてスタートを切ることに。
    上海総人口2500万人分の一人の人間として、上海スピードに負けないよう、僕もこの土地で一生懸命生きていきます。

  • No.101:Once in a Lifetime

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    こんにちは、はじめまして
    制作部のとがしです。
    「一生に一度は富士登山」
    昔の人はよく言ったもんで
    と、いうわけで友人3名で富士登山に行ってきました。
    8月の終わりに、ですが。。。
    よく聞く登山スケジュールは、日中に登り始めて8合目の山小屋で1泊、
    未明に頂上を目指して御来光を拝む。というものだと思いますが。
    同行者のスケジュールの関係で僕たちの登山開始は23時。
    そう、徹夜登山を余儀なくされたのです。
    5合目から登り始めて6合目までは鼻歌混じりで登っていたのですが、
    7合目過ぎた辺りから状況は一変します。
    それもそのはずです、5合目でも既に標高2200m、7合目に至っては2700mあるのですから。
    それに加えて傾斜もきついので、10歩あるけば息が切れる。
    少し進んでは休む、の繰り返しをただひたすら続けます。
    途中何度も
    「なんで富士山なんか登ってるんだ?」
    という元も子もない自問自答をしつつ、気付けば本八合目(3360m)、
    頂上も見えてきて、周りも少しずつ明るくなってきました。
    頂上付近になると登山道は大渋滞していて、かなりのスローペースで登る事を
    強いられるので、たまに振り返って景色を楽しむ余裕も出てきました。
    結局その大渋滞と、雲がちょうど太陽にかかっていたので御来光は拝めませんでしたが、今まで見た事もないような景色を堪能して無事頂上に到着したのは朝6時を過ぎた頃でした。
    夜通し7時間登り続けたということですね。。。
    頂上も人でいっぱいだったので休憩もそこそこに下山することに。
    これがまた延々砂利道で本当につらかったです。
    5合目についた頃には
    「一生に一度でいいです富士登山」という心境でした。
    でも日本で一番高いところに行けたという達成感は何ものにも変えられな。。。
    と思っていたのですが、
    後日よくよく調べてみると富士山の頂上(本当に一番高いところ)は
    10合目から火口を1時間くらいかけてぐるっと周り(お鉢まわりというそうです)
    馬の背と呼ばれる坂を上がったところにある剣が峰というところだったのです。
    そんなことも知らず頂上に行った気になってとっとと下山してしまったことが
    本当に悔やまれます。
    周りにも
    「やりなおしだな」とか
    「テイク2いってこい」だとか言われているので、
    来年か再来年に再チャレンジするか悩んでいます。
    最後に富士登山に関する江戸時代からの言葉で締めようと思います。
    「富士山に登らない馬鹿、二度登る馬鹿」
    う~ん

  • No.100:音を可視化する

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    こんにちは。
    制作の斎藤です。
    僕は趣味の一環で週末になると渋谷や青山のクラブに
    夜な夜な出向きVJをしています。
    わからない方もいるかと思いますが
    VJとはビジュアルジョッキーの略で
    DJのディスクジョッキー(音楽を流す人)に対して
    クラブや会場で映像を流す人のことを言います。
    これをやっていて一番難しいと思うのが
    音に対してそれに合う映像を即興で流すということです。
    ライブものは事前に流すスケジュールなどありますが
    クラブミュージックは違います。
    映像クリップをいくつか用意しておいて
    音の高低差やリズム、早さ、メロディ、タイミングを
    その場で瞬時につかみ取って流します。
    鋭く激しい音のときはトゲトゲしいCG映像だったり
    逆にゆったりしてるときは有機的なやわらかい光だったり
    すぐさま判断して映像を流さないといけません。
    合わせるのが難しいときもありますが
    アーティストが楽器を弾くのと同じで
    体感的に映像にエフェクトをかけたり音のタイミングで
    ダイレクトに出してオーディエンスの反応を
    感じとる気持ちよさはこれまた格別です。
    その場で撮っている動画をスクリーンに写してリアルタイムに加工したり
    入ってくる音をプログラミングしてビジュアル化する人など
    人によっていろいろなスタイルがあるのもVJの面白いところです。
    やっている人はもちろん映像関係やグラフィックの人も多いのですが
    普通のサラリーマンや学生、カフェスタッフ、
    アパレル、美容関係、なにやってるのよくわからない怪しい人まで(笑)
    映像とはまったく関係のない人たちがたくさんいます。
    そういう人たちから表現されるビジュアルは
    普段僕たちが携わってるCMやMVとは
    また違った独自性で自由に描かれていてとても刺激になります。
    同じ業界を長くやっていると知らず知らずに
    既成概念に捕われてしまいがちですが
    (あれやっちゃだめ、これやっちゃだめなど、、、)
    VJを通して表現したいそのまんまを映し出す
    楽しさを改めて実感している今日この頃です。
    いま流行っていますがプロジェクトマッピングなんかも
    今後はチャレンジしてみたいなと思っています。

  • No.99:Go on a diet.

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    こんにちは!
    大阪オフィス 衣笠です!
    食欲の秋!ですね。
    大阪では最近、「京橋バル」「福島バル」「野田バル」など、
    バルイベント(バル=Bar、スペイン語)が流行っています。
    地域のお店連合がグループチケットを作っていて、
    そのチケットで、お店それぞれの特別メニューを格安で食べれるのです。
    例えば、3,000円分チケットを上手く使って5店舗くらいをハシゴするわけです^^
    有名お寿司屋さんなんかも出店するそうです!
    お店の代表的な味を知ってもらう有益なイベントだそうで、
    これをきっかけに、常連さん化を期待しているんですって。
    色んな料理を食べれて、めっちゃ安くて楽しそうですね。
    ※ちなみに我がオフィス近郊「福島バル」は11月5日です^^
    前売りチケットもあるんですってd^^)
    http://fukushima-bar.souzouiinkai.com
    http://twitter.com/#!/fukushima_bar
    …さて本題です。
    僕は最近「ダイエット」を始めました。
    そうなるとさっき紹介した「○○バル」なんて
    楽しいイベント参加はご法度でしょうか?
    実は2か月でなんと10キロの減量に成功したんです!!
    そこで、皆さんにお勧めのダイエット情報をこのブログで発表します!!!!
    …が、実は僕のやり方がマニアックすぎるし、
    長くなるので、手短に解説します。
    お昼に
    【「ラーメン」「炒飯」「ギョーザ」】とか【「うどん」「かつ丼」セット】とか
    【サンドイッチ、菓子パン食べ放題】とか。
    さらに深夜(もちろん夕食後)
    【カルボーナーラ】や【そうめん】を食べたり、、、、
    …とか、するの、やめました。
    …早い話、食べ過ぎてたんです。とほほ。
    (一番は深夜のカルボだとは思いますが…)
    食欲の秋!(バル巡りは楽しい♪)
    だけど、ダイエットの秋!(60キロ死守♪)
    そしてスポーツの秋!(ジョギング始めました♪)
    そうだ、次は来年の「大阪マラソン」、応募しよっと。
    ※大阪マラソン、今年は間もなくの10月30日開催ですよ~!!!
    http://www.osaka-marathon.com/2011/
    衣笠でした。

  • No.98:夏のあかり

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    そこいらじゅうに金木犀の香りがひそんでいる、きゅんとする時期になりました。
    あんなに暑かった夏も、秋の風を感じるとなつかしくなってしまうものですね。
    こんにちは、家元CG部の大塚です。
    みなさん今年の夏にどんな思い出がありますか?
    私は人生で初めて自分が主催するイベントを行った、とても思い出深いものとなりました。
    「なにかクリエイティブなことしたいね~」という曖昧な思いを共有した大学時代の友人数名と、
    約一年がかりで進めてきたイベント企画。
    ・地域でお祭りをしたい
    ・みんなに参加してもらう形にしたい
    ・それぞれの特技を活かせるものにしたい
    おおざっぱに上記のようなことを前提としてはじまりました。
    その後紆余曲折あり、たどりついたのが『縄文のあかりづくり』というワークショップ兼アコースティックライブイベント。
    タイトルだけ聞くとなんのこっちゃですよね。
    かんたんにご説明します。
    参加者の方々にはまず、押し花で縄文の「土偶」をイメージして和紙の上でコラージュアートをしてもらいます。
    その作品を丸めて灯籠を作り、中にろうそくを入れて屋外に飾られます。(写真参考)
    夕方に点灯式を行い、そこで友人のアコーステティックデュオが音楽を奏で、
    夏の夜を自分たちで作ったあかりと共に楽しんでもらう、という内容。
    この時点で「なぜ縄文?」「土偶ってなんだっけ?」と思われた方!
    それはイベント開催した、八国山たいけんの里という場所に由来します。
    東京東村山市の “トトロの森” として有名な狭山岳陵のすぐおとなりにある文化施設。
    そこでは地元で発見された縄文の遺跡を多数展示・紹介していることから、
    なにか広く縄文の歴史や文化を知ってもらえるイベントにしようという目的がありました。
    ですので実際にあかりづくりに入る前に、まず施設内の展示を案内させてもらい、学んでもらいます。
    別に「じょうもんのきょうかしょ」というお子様でもわかりやすい小冊子も作り渡しました。
    その土地の歴史や自然を学びながら、ふれながらあかりを作り、楽しんでもらうことで、
    あまりになじみのなかった文化も身近に感じてもらえたのでは…と思っています。
    イベント当日は心配していた天気も晴れて、予想を超えるたくさんの人たちに参加して頂き、
    施設のスタッフさんや地元の方々など多くの協力を得て無事終えることができました。
    前日にプレイベントとして地元小学校で作った約70個、当日の約100個、自分たちでこつこつ作った100個と合わせて約300個のあかりがほわほわと夏の夜を飾り、とてもきれいでした。
    友人の音楽もノスタルジックですてきに演出してくれました。
    なんとこのイベントは来年も行うという話が出ているので、
    もしご興味あるかたはぜひ気軽に声をかけてください!
    イベントとは関係なく、トトロの森に遊びにいきたい!って方も
    ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
    狭山岳陵の案内↓
    http://www.sayamaparks.com/
    八国山たいけんの里↓
    http://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisetsu/koen/taikennosato/index.html
    アコースティックデュオ「青猫」↓
    http://www.youtube.com/watch?v=2Ajs2mRq7wo&feature=related

  • No.97:「作る部」

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    こんにちは。制作部の黒田です。
    いきなりですが、皆さんは休日はどのように過ごしていますか?
    私は、大抵昼まで寝て、たまった洗濯をして掃除をして
    夕方頃ようやく外に出てお買い物して、深夜に録画したテレビ見て…
    そんな感じで終わってしまいます。
    これではいかん!!と思い、同じ志を持った友達と部活を作りました。
    その名も「作る部」。
    何もしない一日を過ごすのではなく、「何か作る」ことで今日も充実した一日を送った証を残そう!
    という部です。
    最近、私のiPhoneがやたらキラキラと輝いているのはご存知でしょうか?
    iPhoneケースを手芸屋さんで買ったラインストーンでデコったのです。
    これも「作る部」の活動の証です。
    去年、私はこのブログで刺繍をしていると書きました。
    刺繍は今も地味に続けています。
    もうすぐワッペンが出来上がります。
    あとは毛糸でモチーフ編みもやっています。
    これももうすぐマフラーが完成します!
    …と、コソコソと手芸を楽しんでいる「作る部」ですが
    最近、手芸だけでなく料理にも挑戦し始めました。
    ですが、根がめんどくさがりな「作る部」メンバーなので
    材料はほとんど目分量。
    でもなんとなくおいしくできているので満足なのです。
    先日はうどん作りに挑戦しました。
    麺から作る、うどんです!!
    薄力粉が余っていたというだけの理由で作り始めたので
    途中でめん棒がないことに気づいたり
    30分も生地を足でふみふみすることに飽きたり
    打ち粉にする粉を残し忘れるなど
    めちゃくちゃだったのですがなんとか完成!
    写真がそれです。
    上のかき揚げでほとんど見えませんが
    若干見える白いのが、私たちのつくったうどんです!!
    (残念ながらかき揚げは買いました…)
    顎が痛くなるくらい歯ごたえのあるうどんは本当に食べごたえがありました。
    やはりこの充実感や達成感がうどんをおいしくしてくれているのだと思いました。
    この部活を続けていけば、私たちきっといいお嫁さんになる!と信じて
    これからも活動を続けていきます!
    ご一緒したい方は是非声をかけてください^^

  • No.96:文學(青年)の秋

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    こんにちは、プロデューサーの堀です。
    昨年10月以来、ほぼ一年ぶりのブログ担当です。
    ふと気が付けば、秋。
    挙国一致で乗り切った”節電の夏”がようやく終わり、すぐまたそこに迫っているらしい”節電の冬”までの、ほんの束の間の、しのぎやすい季節です。
    ~燈火親しむべき頃~
    こんな時だからこそ、ゆっくり文学に浸ってみてはいかがでしょうか?
    そこで、半ば強引ではありますが、この場をお借りしてお知らせを一つ。
    一昨年から仲間内で舞台公演をプロデュースさせていただいておりまして、
    この度、10月7日から10日までの4日間、新宿のシアターモリエールにて
    その名も『文學青年』という舞台を公演する運びとなりました。
    4回目の今作は、作/演出に三浦有為子氏( 2006年「明日の記憶」主演:渡辺謙 で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞)を迎え、文学を愛する者たちの憩いの場 “喫茶BUNDAN” を舞台に繰り広げられる大人の群像劇を、女流脚本家ならではの視点で魅力的に描きます。
    生の舞台の緊張感は、普段私達が生業にしている収録のそれとはまた違い、やる側も観る側もその独特の緊張感の虜になってしまうのかもしれません。
    「食欲の秋」「スポーツの秋」も良しですが、
    今年は是非新宿で『文學青年』の秋をご堪能いただければ幸いです。
    詳しくは、コチラで http://go-suns.boy.jp/ 

  • No.95:クマタン

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    こんにちは、制作部谷川です。
    これまで「ハムスター」やら「からあげ」やら、
    好きなものを書かせていただいたので、今回も好きなものをと思い、
    始めは「太刀魚の刺身」について書こうと思いましたが、
    結構つまらない話になるので、「クマタン」にしました。
    私のいつも着ているTシャツや、ブランケット、ポーチに
    描かれているあのクマですが、
    よく、「そのクマ名前って何て言うの?」と聞かれます。
    「クマタンです。」と言うと、若干恥ずかしい気分になるうえ、
    聞いてきた相手も「へー・・・」と言って、会話が終了します。
    おそらく「タン」の部分が原因です。
    (うさぎたん、かえるたん、太刀魚たん、と全て可愛く聞こえます。)
    これから名前はもう聞かないで下さい。よければ覚えて下さい。
    「クマタン」です。
    このクマタンはWCというブランドのキャラクターなのですが、デザインは、岡田ももさんという方がされております。HPに作品が載っておりますので、ぜひご覧下さい。
    http://www.jp-r.co.jp/okadamomo.html
    岡田ももさんの描くキャラクターは、表情(目)がポイントです!
    ミッキーマウスとコラボしたり、弊社でCMを制作させていただいているファッションセンターしまむらさんとのコラボTシャツなど、幅広く活躍されております。
    http://www.momo-o.com/work.html
    と言う事で、私もいつかお仕事できる機会があればいいなと思ってます。
    10月にはクマタンに家族ができるそうです。
    きっと、10月になったら、そのグッズを持っていると思うので、皆様も楽しみにしていて下さい。

  • No.94:コンペ

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    CG部海野です。
    お正月に岡田さんがブログに綴っていた「今年の目標」ですが、みなさん何かたてましたか?
    ちなみに僕の今年の目標は”コンペで賞をとる”です。仕事以外で培ったものが、いつか絶対に仕事に生きる。そう思ってます。
    あ、あと単純に”あれ俺が作ったんだ”ってみんなに言って、格好つけたいんです。
    が、なかなかうまくはいかないもので、ほぼほぼ落選…。そんな中、”MAVIE”という、オーガニックワイン専門輸入販売会社さん主催のワインのラベルコンテストで入選しましたので、ここで紹介させて頂きます。 ※右が白ワイン、左が赤ワインです。
    このコンペは毎年MAVIEさんが創立○○周年を記念して販売するワインのラベルを公募したものです。今回のコンペのテーマは<オーガニック~本質の美>
    規約はどこかに「organic」の文字を入れることと、赤白両方のラベルを作ること。
    ワインラベルだからと言って安易にブドウやワイングラスを載せたりしたくない、本質の美とは何か、と色々考えて作りました。
    今回の応募総数は427点だったそうです。残念ながら入選止まりでしたが、MAVIEさん主催の、過去の応募者から数名選抜の別のコンペにお誘い頂きました。
    次回も頑張ります!

  • No.93:美術館巡り

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    こんにちは、デジ部 鎌田です。
    先日、大学時代の友達と群馬県の美術館に行ってきました。
    美しい森林に囲まれた美術館にいると、
    時間がゆっくりと流れ、
    日常生活にはない刺激を受ける事が出来ます。
    さて、訪れた美術館を紹介しますと、
    【Hara Museum ARC】
    http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
    東京にある原美術館ですが、
    実は、群馬県にもあります。
    部屋から部屋へ移動する際、
    森林を見てから次の部屋に入る仕組みになっているので、
    1回気持ちをリセットしてから作品を鑑賞出来る点が、
    他の美術館と違うところですね。
    写真のようにアンディ・ウォーホル『キャンベルズ トマト スープ』の
    オブジェも外に展示されています。
    【群馬県立近代美術館】
    http://www.mmag.gsn.ed.jp/index.html
    大学の先生が
    「風のように、光のように ノルウェーと日本のテキスタイル・アート」に
    出展しているので、新作にワクワクしながら訪れました。
    日本の作家と海外の作家がコラボレーションをした作品があり、
    2人で一緒に制作する事で、
    より強いメッセージが作品に込められ、
    個人の作品とはまた違う新しい見え方をしていたところが
    おもしろかったですね。
    私も大学時代にテキスタイルを専攻していました。
    いつもは「デザイナー」ですが、
    「作家」という真逆のポジションでアート作品に向き合う事で、
    なんだか懐かしい気持ちと
    自分もアート作品で世の中に何かを新たに発信したい気持ちになりました。
    「芸術の秋」にみなさんも美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?

  • No.92:コマップスムニダ

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    こんにちは、制作部の吉崎です。
    ここ数日天気の悪い日が続いていますね。
    先日仕事で韓国に行ってきました。
    韓国もここ数年で気候が変わって来ているらしく、
    時折ゲリラ豪雨のようなスゴイ雨が降っていました。
    韓国ロケは私にとって2回目だったのですが、
    Leeさんという制作の女性の方と仲良くなりました。
    彼女は日本で日本語の勉強をしていた事があり日本語がとても上手いのです。
    現地staffと言葉が通じず、彼女に頼ってばかりいましたが彼女は快く通訳してくれました。
    そんな素敵な彼女と次に会う時までには、私も少し韓国語を覚えてみようと思います!!
    日本に戻ってからもメールでやり取りさせて頂き、
    お互いの国に行った時には一緒にご飯にいきましょう!!と約束しました。
    次は是非プライベートで訪れたいです☆

  • No.91:心機一転!

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    はじめまして
    経理 堀と申します。
    突然ですが、心機一転!ということで、2か月程前にお引越をしました。
    今はその新しいお家の内装を少しずつ変えながら、私なりの住み心地のいい環境をつくってます。
    その中で私の小さなルールは…
    1.家具は”赤×白”に統一!
    ブログを書きながら”赤×白”で漫画家の楳図かずおさんのお家を思い出したのですが、
    もっと控えめに赤と白を使ったポップで元気が出るようなお部屋です。
    2.基本的に低い家具!
    ただでさえ狭いお部屋なので、なるべく広く感じれるように工夫しています。
    同じ空間でも、間取り、家具や照明などインテリアの配置、形、色によってガラッと雰囲気を変えてくれます。
    好みがあるので、受け取るイメージは人によって全く違うかもしれませんが、
    視覚から人に与える印象はすごく大きなものだと思いました。
    写真はちなみに最近育て始めた、癒しの緑のパキラです。
    センスがある部屋とは言えないですが、引き続き楽しくお部屋作りをしたいと思います。

  • No.90:マルモリ

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    ♪マル・マル・モリ・モリ みんな 食べるよ~
     ツル・ツル・テカ・テカ 明日も 晴れるかな~?♪
    こんにちは、プロデューサーの池田です。
    芦田愛菜ちゃんと鈴木福くん、いやはや本当に可愛いですよね。
    こんな子たちと一緒に何か出来たらなーと思っていたら、
    夢は叶うものですね、マルモリダンスのPVで実現しちゃいました!
    ターゲットは主に子供向け、ということで、背景をフルアニメーションで表現。
    アニメーションディレクターは漫画も得意な「もちごめ」です。
    納品まで1週間もないという状況だったんですが、彼らはこんなに可愛く仕上げてくれました。
    ダンスに合わせた場面転換がとても素敵です。
    丁寧なダンスの愛菜ちゃん、勢いがいい福くん、
    ダンスの表現の仕方もそれぞれ特徴があったりで、そこがまた本当可愛らしいです。
    ちなみに、このダンスは保育園などのお遊戯としても採用されているようです。
    甥っ子・姪っ子たちにプレゼントしたらとても喜んでくれて、叔父さん冥利につきた仕事でした。
    そしていつか、自分に子供が出来た時には一緒に踊りたいな-と思った今日この頃でした。
    ではでは。

  • No.89:虹

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    アルティナの伊藤(正)です。
    絵本でしか見たことがないような、まん丸の虹に出会いました。
    すかさずケータイのカメラでパチリ(右半分しか写りませんでした)。
    虹は七色というのが世界の常識だと思っていましたが、
    アメリカやイギリスでは6色なんだそうです。
    3色だったり4色だったり、国や民族によって虹の色数はさまざまなようです。
    今年の6月、アルティナでは「おかあさんの保健ノート 視力のお話し」
    という冊子を発行し、全国の小、中、高校へ35万部を配布しました。
    この冊子のトピックスで紫外線の話題をとりあげたのですが、
    きれいな虹が、紫色の内側にある紫外線を思い出させてくれました。
    そこで私はメガネに装着するタイプのサングラスを取り出し、
    強い陽射しに備えて遠近両用メガネにセットしておきましたヨ。
    紫外線で白内障にならないようUVカットを心がけましょう、
    と冊子に書いたばかりでしたから・・・。
    この日の釣りは、サングラスとUVクリームで紫外線対策”バッチグー!”。
    おまけに、虹の橋をくぐる輝かしい船出のおかげでヒラメ7枚をゲット。
    さらに、自己最高記録を更新、竿頭となったのでした。
    メデタシ、メデタシ。

  • No.88:金魚はじめました

    暑中お見舞い申し上げます。
    あっつあっつ、じっとじっと、な日本の夏がやってきました。
    毎日100回は「あつい~~~」と、うなっている 梅脇です。
    暑い暑いと文句ばかり言っていますが、夏のギラギラした太陽を見ると
    何か楽しいことが起こりそうなソワソワした気持ちになるのは、きっと私だけじゃないはず!
    さて、夏といえば金魚すくいを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、
    そんな夏の風物詩、金魚が家元のラウンジにやってきました。
    といっても、家元の金魚たちは金魚すくいですくわれてきたのではなく、
    とある撮影で出演した金魚たちなのです。
    家元にやってきて3週間。
    金魚たちは、怖いくらいスクスクと育っています。
    どこからやってきたのかタニシも同居。
    水草もモリモリ成長中です。
    節電中の家元ラウンジですが、
    水槽の流水音で少しでも涼しさを演出できたらなあと、生き物係は思っています。
    家元にいらした際には、ぜひ金魚たちで涼んでいただければ嬉しいです。

  • No.87:カンヌ広告祭に参加してきました!

    2011_0707_ll_mainImage.jpg
    こんにちは、企画演出部の上野です。
    人生初の一等賞をとってから早3ヶ月半。
    とうとう「カンヌ国際広告祭」、
    つまり、「ヤングクリエイティブコンペティション本選」に
    フィルム部門日本代表として行ってきました!
    (詳しくは、「No.83:日本代表になりました」の記事をご参照ください。)
     http://www.dancenotact.com/news/2011/03/no83.html
    そもそもカンヌ国際広告祭(Cannes Lions International Festival of Creativity)というのは、世界中から話題となったCMやプロモーションがエントリーされ、期間中に審査・スクリーニング(全エントリー作品の上映)・授賞式が行われる世界最大級のフェスティバルで、参加するだけでも、かなりの刺激をもらいました。
    ヒラメキ溢れる作品、人を動かすアイディア、エネルギーに満ちた人々。
    大会の正式名称から「Advertising」がなくなり、代わりに「Creativity」がおかれた今年の受賞作品はどれも、既存の広告の枠にとらわれない、シンプルでありながら秀逸なビッグアイディアが目立っていたように思います。
    さて、そんなお祭り騒ぎのなか、ある意味全くの別軸で開催されるのがヤングクリエイティブコンペティションです。
    世界各国(今年の参加は41カ国)の予選を勝ち抜いた28歳以下の若手クリエーター2人組が、その場で出されたお題に対して1〜2日でアイディアを出し、作品として完成させ、提出、翌日には審査され入賞が決まるという超ガチンコな戦いなのです。
    出場者は、せっかくリゾート地に来ているのに、戦いが終わるまでは気が気ではありません。私たちが参加した「フィルム部門」は一番最後の日程だったため、正直、のんびり南仏をエンジョイ♪ なんてことは全くできませんでした。
    で、ガチンコ勝負の結果はどうだったのか、ですが・・・
    残念ながら、入賞(上位3位)は果たせませんでした。
    入賞した3作品はどれも、問題点を明確に設定し、誰でも行動に移せるような、提案性のあるアイディアを、分かりやすくシンプルにまとめたものでした。
    そのなかでも優勝作品(USA Hispanic)はナレーションを一言も入れず、ドキュメンタリー的手法で、説得力とインパクトのある映像に仕上げており、セレモニーで流れたときも盛大な拍手をもらっていました。
    ※入賞作品はこちらの「Film」からご覧になれます。
    http://www.canneslions.com/work/younglions/
    私たちは、事前に決めていたスケジュール通りに走ることが出来ず(いちばん避けたかったことでしたが、)結果、自分たちのなかで100%納得のいく作品を提出することができませんでした。
    日本で、現地で、たくさんの方々にサポートしていただいたにも関わらず、
    本当に申し訳なく、悔しい気持ちでいっぱいでした。
    敗因は色々あると思います。
    でも確かなことは、やはりまだまだ、自分は実力不足だということ。アイディアは水物と言えど、それは事実です。誤解を恐れずに言えば、冷静に身の程を知れてよかった、という側面もあります。
    しかし優勝作品が全く手の届かないアイディアだったかというと、そんなこたぁない!と、生意気ながら思います。
    なので、へこたれつつも、頑張ろうという気持ちがわいてきているのです。
    帰国し、無念の報告メールをした私に、ある人が一行で返してきました。
    「負けたことがある、というのが、いつか大きな財産になる。」
    これは某超名作バスケ漫画に出て来る名台詞のひとつです。
    作品内では、完全無敵のチームがまさかの敗北をしたときに、監督が選手にかけた言葉なので、そのままの意味で引用するにはあまりにもおこがましいのですが、この言葉のとおり、悔しさは機動力に、反省は成長に、敗戦はリベンジのチャンスに変えて、この経験を、きちんと自分の財産にしていくことが、これから私がすべきことだと思っています。
    貴重な体験から学んだことを活かしてこれからも頑張って行きたいと思いますので、
    何卒よろしくお願い致します。
    最後に、私たちを応援・サポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

  • No.86:Androidはじめました

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    お初にお目にかかります。
    経理の松本です。
    日中、経理室にひきこもって数字とにらめっこ状態の私がここで発信できることは特になくお恥ずかしい限りですが、DNAブログ務めます。
    早くも2011年の折り返し地点ですね。
    今年は年明けから目標ごとや興味があったことを片っ端から気合いを入れてスタートさせました。半年が過ぎた今、育むことこそ難しいと感じている毎日です。
    1年が終わった時点でつじつまが合ってるくらいでいいやとのんびり構えています。
    前置きが長くなりましたところで本題に入りますが、典型的なアナログ人間の私がスマートフォンデビューを果たして、早くも5ヶ月。
    Androidです。
     最初はスマホ特有の操作性に慣れずメールアドレスの変更ですら1週間かかり、セキュリティソフトをインストールしたら半日で電源が落ちるなど、とことん相性が悪いようでした。
     スマホユーザーの仲間入りを果たしたからにはフリック入力をマスターしようと、Androidマーケットからタイピングアプリをインストールして練習練習。
    タイピングなるものを練習したのは高校時代に授業でやった【文書処理】以来。
    ついポチポチしたくなる衝動をこらえているうちにフリック入力の方が便利だと気がつきました。
    今、一番ほしいのは写真加工が簡単にできるアプリ。
    写真は京都旅行時に撮りました【三色椿】を【picsay】アプリで加工したものです。
    いかに私の加工技術とセンスがないか一目でわかることでしょう。
    簡単にポラロイド調だったり、文字入れできるアプリがあればほしいなあとちょっとした悩みです。
    写真撮影、経路探索など日常のサポーター程度で私のスマホライフは充分ではありますが、おもしろいAndroidアプリがありましたらぜひ教えてください。

  • No.85:WHY DON’T YOU PINK?展

    こんにちは、梅脇です。
    みなさまいかがお過ごしでしょうか?
    私のまわりにもいろんな変化がありましたが、
    慌ただしかったり、のんびりだったり、悲しかったり、楽しかったり、
    そんなかんじで結局はニコニコしています。
    さて、展示会のご紹介をさせていただきます。
    『WHY DON’T YOU PINK展』 
     6/3(金)~6/26(日) @btf にて開催!
    http://tokyojoshi.com/pinkex/
    今をときめくアーティストの方々の「PINK」な作品がたくさんの展示されています。
    とってもステキで、ついニヤニヤしてしまう展示会です。
    女子の心をくすぐる、ワークショップも開催されます。
    その会場の、PINKの門を入ってすぐ正面の壁に、
    アニメーションを展示させていただくことができました!!
    しあわせ者です。
    東京女子プロジェクトのアイドル「ぐったりくまちゃん」のぐったりアニメです。
    開催期間中 ずーっとループで再生されていますので、よろしければご覧ください。
    ※上記の動画には音はついていません。
    『東京女子プロジェクト』
    http://tokyojoshi.com/

  • No.84:ショートフィルム

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    こんにちは中曽根です。
    あの日から2ヶ月半が経ちます。
    個人的には奥さんの実家も被災し、
    親族関係にも多少の被害がありました。
    ぼく自身、日常や仕事、考え方の面でも変わってきています。
    チャリティーイベントに携わったり、
    復興支援プロジェクトに参加させて頂いたり、
    特定企業に怒りを覚えたり、
    老害に憤りを感じたり、
    被災者と話し、逆に元気をもらったり、
    友人と論じて希望を感じたり、
    息子の寝顔を見て今後を案じてみたり。
    何かと慌ただしい日々を送っています。
    お仕事では新たなチャレンジもさせて頂きました。
    今年に入って2本のショートフィルムを制作させて頂きました。
    1本目はADFEST2011でFabulous Fourとして上映された
    「THROUGH LIVES」という作品。
    2本目は現在絶賛編集中の「皆既日食の午後に」という作品です。
    「皆既日食の午後に」は6月16日~6月26日まで開催される
    <ショートショートフィルムフェスティバル アジア2011>で上映されますので、
    お時間ありましたらぜひ劇場に足を運んで頂きたいと思っています。
    http://www.shortshorts.org/2011/ja/index.php
    映画を1本やるとヘトヘトになります。
    予算がなくて色々自分達でやると、余計にです。
    でもいまは踏ん張っていかなきゃいけない時期なんだと思います。
    いつまで「がんばろう日本!」ムードが続くのかわかりませんが、
    けっきょく1人1人のがんばりが、世界を変えて行くのだと思います。

  • No.83:日本代表になりました

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    こんにちは。
    企画演出部の上野です。
    私は、「一等賞」というものと無縁の人生を送ってきました。
    かけっこでは最高3位。
    写生大会でもたいがい佳作。
    ビンゴをやればリーチが無数にできて終わり、福引きをひけば参加賞…
    やる気はあります。ただ、いちばんになること自体には、さほど執着のない、ハングリー精神に欠けた、のほほんとした子供だったのです。
    そんな私が、人生26年目にして、初めて「一等賞」をとりました。
    「2011カンヌライオンズ ヤングクリエイティブ コンペティション」にて
    フィルム部門グランプリ に選んでいただいたのです。
    正直に、書きます。
    今月3日に行われた授賞式。
    発表の瞬間は、頭が真っ白でした。
    どこから「ドッキリ大成功!」の看板が出て来るかと身構えました。
    受賞から1週間経っても、実感が沸きませんでした。
    通称「ヤングカンヌ」と呼ばれるコンペ、私にとっては今年がファースト・トライアルでした。
    昨年夏、パートナーである読売広告社の山澤さんに、「来年はマジで狙いに行きたいんです!だから、組んでもらえませんか。」と、熱い言葉で誘っていただき、素直に嬉しく、食い気味で「わあ、ぜひ!」と答えたのを覚えています。
    そう返したからには、「マジで狙いに行く」気持ちでした。
    「ポジティブさ」と「オリジナリティ」、そして「人を動かす」こと。それを満たすアイディアを目指し、不眠ふきゅ、いやちょっぴり有休で考える2日間が幕を開けました。
    幸運にも軸となる太いアイディアにたどり着くことが出来たあと、演出と編集を主に担当していた私がもう1つこだわったのは、「ユーモア」です。
    人の心に残り、動かすのに、一番強いエネルギーはやはり面白さではないかと、私は思っています。(私の演出の師匠がそれに関して天才だからかもしれませんが…)この企画なら、とことんバカバカしくしようと思いました。
    そういった意味で、主演してくださった山田修平先輩、助演の後輩2人の演技は最高でした。(この場を借りて、早朝ロケに快く協力してくれたこと、改めて感謝いたします。)
    なので、ファイナリストとして私たちの作品が流れたあと、唯一会場に笑いが起こったときは、心のなかでガッツポーズしました。
    でも、まさか、グランプリまでとれるなんて・・・。
    私は気持ちの整理がつかず、twitterに「えらいこっちゃ」とつぶやきました。
    そう、「やったあ!」<「えらいこっちゃ」なんです。
    何故ならこの結果は、「一等賞」で終わりではなく、「日本代表」の第一歩だから。
    6月、フランスで行われる「カンヌ国際広告祭」にて、今度は世界各国代表との戦いが待っています。
    審査員をなさっていた、博報堂の河野俊哉さんが、受賞直後の私たちに激励の言葉をくださいました。
    「本選でも、ぜひ入賞を勝ちとってください!君らは、本田か長友だ!」と。
    昨年のワールドカップ、そして今年初めのアジアカップで、日本に感動と歓喜の波を与えてくれたサッカー日本代表。
    私たちも、今の日本に少しでも明るいニュースを、元気を、持ち帰りたい。
    クリエイティビティを通してでも、世界に、日本の強さを示したい。
    とるぞ、ゴールド。
    通うぞ、英会話。
    言われてみたいぞ、「カンヌ日本代表△」。
    というわけで、評価していただいた部分を忘れず、未熟な部分はとにかく鍛え、かつてないハングリー精神で、6月までに世界と戦うに足る状態になりたいと思います。
    最後になりましたが、これまで私を成長させてくださった全ての皆様に感謝いたします。ありがとうございました。今後とも、何卒よろしくお願い致します。
    次はこちらで、人生二度目の「一等賞」をご報告できるように、頑張ります。
    作品はこちらまで
    http://www.acc-cm.or.jp/kaigai/11youngcannes_jp/index.html

  • No.84:3.11 ロンドンロケ

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    こんにちは、イチオカです。
    東日本大震災で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。
    その日僕はロンドンにいました。
    ロケの本番日で早朝5時に起きてシャワーを浴びて身支度を整えていたところに、
    日本の知人から電話が掛かってきたのです。
    その知人は僕がロンドンにいることを知っていて、
    当然時差(ロンドンが早朝)のことをわかっていての電話です。
    嫌な予感がしました。
    身内の不幸、友人の不幸などなど。
    まさか国の不幸とは夢にも思いませんでした。
    結局、クライアントと代理店との話し合いで
    ロケは続けることになりました。
    そして僕は24日に帰国しました。
    そうです、僕は浦島太郎状態でした。
    震災日は勿論のこと、震災直後の非常事態の数日間を知らないのです。
    (そのことに関していろいろな意見を言われましたが、
    この場は正否を議論する場ではありませんので置いといて…)
    話には聞いていましたが、
    制作者としてテレビコマーシャルが放送されていない現実を、
    家のテレビで知った時に、
    当然の事だと思いながらも、
    寂しい気持ちになりました。
    そんな寂しい日が1日過ぎ、
    1週間が過ぎ、
    2週間が経つと、
    だんだんコマーシャルが放送されだし、
    通常のテレビ放送に近づいてきました。(まだまだではありますが…。)
    嬉しくなりました。
    自分が制作したものでなくても、
    コマーシャルが放送されているだけで。
    今回の震災はとても不幸なことですが、
    この震災を機会に色々なことが見直されています。
    政治で、社会で、経済で。
    今まで常識で通っていたことも、
    見直されています。
    大袈裟かもしれませんが、
    弊社も今までを見直して、
    いろいろ改革して、
    明るく元気に頑張っていければと思います。
    そして6月には、
    震災時にロンドンで撮影したコマーシャルが、
    「夢を想像させる」コマーシャルが、
    無事に放送されればいいなぁと、
    心から願っています。
    みなさんも、乞うご期待!

  • No.82:IAA日本ベスト広告賞 FOX特別賞

    おかげさまで受賞致しました!
    ありがとうございます!
    IAA日本ベスト広告賞FOX特別賞
    SHARP「HAND DANCE」篇(中国版)
    Pr:石王勝哉、Dir:塚越 規

  • No.81:第一弾

    2011_0302_ll_mainImage.jpg
    出ましたね、フジとサマソニの第一弾。
    というのが挨拶代わりになってきた、デスクの四位です。
    元旦にHPでフジの開催決定アナウンス→ワイワイ→1月中旬に常宿予約→2月早割(今年は全滅)→3/1 第一弾発表!→今年こそ体鍛える(思うだけ)→直前まで発表に一喜一憂→タイムテーブルから自分香盤妄想→7月準備+荷造り→いざ苗場へ 
    というのがわたしのフジスケジュールですが、
    今年は、先に発表のあったサマソニに完全に心奪われてます。。。
    だって、PRIMALSCREAMのSCREAMADELICAツアーをやるって!?(単独でツアー来ないの?しかも東京まだ決定してないって?)、
    そしてTHE JON SPENCER BLUES EXPLOSION !!!
    ぎゃーっ!一番驚いた!JSBXはもう見ることないのかな、なんて思ってたし。
    でも再始動はフジで見たかったなー(99年のホワイトステージは凄かった。いまだにわたしのフジベスト3不動です!)
    サマソニは、電車の乗り継ぎと暑さの照り返しと若者の群れに疲れるので、ここ数年は行っても1日だけだったけど、今年は両日行きます!
    レッチリだから例年になく混み合いそうですが…
    若者にからまれませんように。
    そんな中、わたしの活力剤のライブが今月は3本も。
    去年フジで号泣したCorinne Bailey Raeと、これも2006年のフジで見た以来のKT TUNSTALL、去年フジで見たOcean Colour Scene(単独超久しぶり)のライブ。
    あとは4月にLITTLE BARRIEと5月にリアムの新バンド、BEADY EYEが。
    ライヴハウスで見れるなんて今回逃すともう二度とないはず。新曲はビートルズっぽいけど意外といい。SMASH招聘だからフジもあるかも。
    しかしサマソニのスペシャルゲストUKって誰でしょ。
    勝手な希望はBLURかPULP。今年のサマソニは今までで一番わたし好みのラインナップ。やるじゃないの~。
    まぁフジは自然の中で好きな音を聞きながら昼間っから値上がりしたハイネケン飲んで食べ歩いてごろ寝するのが醍醐味なので、結局は誰が来ても無条件で行くんですけどね。
    ちなみに写真のゴンちゃんは、苗場の至るとこに出没してます。最終日の夜になったら持ち帰りOKです。発見するとなぜか手を振りたくなる子たちです。

  • No.80:Duality

    2010_02_23_ll_mainImage.jpg
    カメラマンが辺りを見渡し、徐にファインダーを覗く。
    数秒ゆっくりとファインダーの中を確認すると、「お願いします。」と吐息のような声を出した。
    それを合図に「お願いします!」
    と、スタジオの隅まで届くように声を張り上げる。
    監督は小走りでカメラ位置に近づいてくると、
    一言二言、出演者に声をかける。
    照明を当てられた出演者がカメラの前にいる。
    監督の言葉に大きく一つ頷く。
    「本番!」監督が声を上げる。
    「ほんばーん!」と、さらに大きい声で鸚鵡返しし、素早く、カメラと出演者の間にカチンコを差し出す。
    監督の「よーい!」と共にカメラがウィーンと唸りフィルムを巻き始める。
    神経を集中。
    カメラが立ち上がったのを見計らい、コンマ何秒を狙って、カチン!
    そしてまた素早く、カチンコを腕ごとカメラの視界から引き戻す。
    カチンコは2度打ちしてはいけない。
    だから、人差し指はカチンコに挟まれたままだ。
    監督の「スタート!」の合図で、演技を始める出演者。
    カチンコを小脇に抱え、出演者を凝視する。
    その場にいる人の視線は、カメラレンズを通った出演者に注がれる。
    ミス無く演技をする出演者。
    「カット!」監督が再び声を上げる。
    カチン!カチン!カチンコを2回鳴らす。
    クライアントは出演者の演技に満足する。
    それでこのカットはOKになる。
    「このカットOKです!次、C-3のセッティングになります!」誰よりも大きい声で、その場にいる人達全員に伝える。
    滞りなく撮影を進めるのが、仕事だ。
    監督が「よーい!」と言う。
    一瞬、ドクン!と大きく心臓が脈打つのが分かる。
    「スタート!」
    目線を定めて、その状況をリアルに感じて。
    台詞を、言う。
    次はもっと驚いて。
    次はもう少し訝しがって。
    次はちょっと嬉しそうに。
    監督のオーダーは、色々だ。
    「よーい!」「スタート!」監督の声が何度も繰り返し聞こえてくる。
    その度に精一杯の演技をする。
    次第に手と背中がじんわり汗ばんでいく。
    全員の視線が自分に注がれているのを、感じる。
    出来る限り監督の要望に応えられるように。
    監督やクライアントが満足できるように。
    関わっているスタッフを幻滅させないように。
    先ほどまで隣に座っていたタレントさんの演技を無駄にしないように。
    集中する。
    普段の現場とは違う緊張感。集中すべきは自分の演技。
    「カット!」
    何度目かの監督の声。
    そして「OK!」という言葉が聞こえる。
    「松井くん、お疲れ!」
    その言葉で、やっと肩の力が抜ける。
    OKを貰えたのだ。
    自分の仕事は、滞りなく撮影を進めることだ。
    この二つの話は、どちらも自分の話だ。
    最初の話は普段撮影現場で自分が全うする仕事の内容であり、
    次の話は先日出演者として撮影現場に臨んだ自分の話である。
    もちろん私の本来の仕事は制作であるから、出演者として撮影現場にいることなど滅多にない。
    見る立場と見られる立場。
    裏方と表方。
    立ち位置は違っていてもCMを無事完成させるという意識は、
    当たり前だが共通する。
    いつもとは違う立場からCM制作に関わったことは、とても貴重であった。
    出演者の方々が気持ちよく演技出来るようにどれほど配慮していたか。
    カメラの前で多勢の目に晒されながら演技するという難しさを、どれほど理解してカメラ前でカチンコを打っていたのか。
    改めて考えた。
    無下にしていたつもりは無いが、出演する立場を経験してさらにカメラの前に立つ人達への意識を厚くした。
    と、真面目に語ってはみたものの、
    出来上がったCMが予想以上にO.Aが多く、頻繁にテレビで目にするので、
    気恥ずかしくもあり、でもちょっと嬉しかったりする。
    何か得したな、と。
    もちろん、今後も自分の本来の仕事にこの経験を生かそうと思ったのは、
    嘘ではない。
    です。
    制作部松井でした。
    動画はこちらまで
    http://www.goo-net.com/movie/cm_2011/

  • No.79:にっこりマッコリ

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    みなさん、こんにちは。
    もちごめのHARAです。
    今日は、みなさんにおすすめのマッコリを紹介します。
    韓国KARAやってきた「にっこりマッコリ」です。
    どんなマッコリかというと・・・
    こちらを見ていただければわかります。
    http://www.youtube.com/watch?v=_R_EMuUtacc
    みんなでちKARAを合わせて作りました。
    「にっこりマッコリ」がスキだKARA。
    もちごめ HARA

  • No.78:ハワイ支社の田中です!

    2011_1_28_ll_mainImage.jpg
    ALOHA ♪
    ついにDanceNotAct 初の海外新事業が立ち上がりました。
    その名も「ハワイウェディング DVD事業」
    申し遅れました、私はハワイ支社の田中晃と申します。
    ハワイ支社では、常夏のリゾート地ホノルルを拠点とし、
    お二人のハワイウェディングを撮影。
    DanceNotActがCM制作で培った撮影・CG・編集技術を駆使して、
    美しいウェディング映像をつくり、すぐDVDにしてお渡しします。
    ハワイの魅力と言えばやはり、温暖な気候と自然に慈しまれた風土。
    そのハワイという最高のロケーションと、ウェディングという最高の瞬間。
    最高×最高の瞬間を永遠のカタチに焼きつけられることは、
    私たちにとっても大きなよろこびです。
    歴史ある教会での挙式。
    蒼く透き通ったビーチを背景にした二人。
    ダウンタウンやダイヤモンドヘッドまで見渡すことのできる
    タンタラスの丘での撮影など、プランも豊富です。
    ハワイの魅力を存分に映し出すことで、お二人の想い出はより輝くことでしょう。
    2010年10月から始まったこの事業で、
    私もたくさんのカップルを撮影してきました。
    これから結婚を考えている方々、是非ともお声かけ下さい。
    「心にもカタチにも残るウェディング」をDanceNotActがお手伝いします。
    お問い合わせは、こちらまで。
    http://www.projectm808.com/  ※全ての手配をこちらで行っております。
    日本人スタッフが丁寧にご案内いたします。
    それでは皆さんとハワイでお会いできることを楽しみにしています。
    MAHALO

  • No.77:相馬です

    2011_1_27_ll_mainImage.jpg
    はじめまして。
    昨年の11月末からダンスノットアクトに参加している相馬です。
    中国の北京外国語大学にいた経験を活かして、
    中国からアジア全土で映像をつくるべく、夢を大きく持ってDNAに移籍してきました。
    宜しくお願いします。
    そのアジアの中でも、今回はベトナムのお話を。
    以前、ベトナムでO.A.するCMを現地で撮影をした際に驚いたこと、それは…
    !!!本当に道がバイクで溢れているんです!!!
    皆さんも様々な映像で見たことはあると思うのですが、実際に行って見ると
    想像を超えています。
    クルマで走っていても、バイクの量が多すぎて、
    バイクは進むのに車は進めない状態が続いたりします。
    まぁ、そんなことはある程度想像できたので困ることは無かったのですが、
    ロケハンなどをしている時に、そんなバイクの奔流の中、
    道を渡らないといけないんです。
    ところが、ベトナムには信号が殆どないんです。
    困りました。
    どうやって渡ればいいんでしょう?
    皆さんならどうしますか?
     奇跡的にバイクの流れが無くなる瞬間を待つという忍耐派のアナタは、
     ベトナムでは生きていけないでしょう。
     おそらく奇跡は数時間後まで起きません。
     一歩一歩タイミングを見て渡っていくという慎重派のアナタは、
     恐らく病院送りになるでしょう。
     俺は絶対にひかれない運命だと信じてグングン進む運命派のアナタ!
     WELCOME TO VIET-NAM !
     そうです! 信じて進むのです! すると、バイクが勝手によけるんです。
    ベトナム人に聞くと、バイクに乗っている人も、渡る人の流れをきちんと意識して走っているので、
    渡る人が止まったりしなければ、きちんとよけてくれる。とのこと。
    実際に私自身もベトナムの渋谷スクランブル交差点のようなところ(もちろん、信号はありません)を運命を信じて渡ってみたところ…
    ちゃんと無事に渡ることが出来たのです。
    (余談ですが、そんなところをプチ封鎖して撮影まで出来ました!)
    なので、強い心を持った運命信者の皆さん、様々な困難もありますが、
    自分たちなら何とかなる!と信じて、機会があれば是非一緒にアジア案件にチャレンジしましょう!
    参考までに…
    http://www.youtube.com/watch?v=UDkAMW56LGA

  • No.76:今年の目標

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    ダンスノットアクト(兼アルティナ)の岡田です。
     
    2011年、ダンスノットアクトの12年目が始まりました。
    今年も、旧年に増してのご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
    さて、お正月らしく今回のテーマは「今年の目標」です。みなさん何か目標を立てたり、決意したことはありますか?
    私の個人的な今年の目標は「槍ヶ岳登頂」です。
    一昨年から始めた山登り、というよりは山歩きですが、ひと夏ごとに奥穂高岳、北穂高岳、双六岳と登頂してきて、やっと面白さが分かり始めたのが最近のことです。
    私にとって、山歩きの面白みは「歩くことさえ止めなければ、必ず行き着ける。」ということ。
    登り始める前には、遠くかすかに見えたり見えなかったりする山頂に「こりゃ絶対無理だよ。着くワケないよ。」と思うことが毎度です。が、しかし、それでもなんとか歩き続けるうちに絶対不可能だと思っていた距離がいつの間にか縮まり、ふと見上げると山頂が目の前になってる。
    その時の感情は達成感というよりは、不思議な感じなのです。誰か別の人が自分の肉体を運んできてくれたような、どこか自分ゴトではない感じがしてきます。
    とはいえ時には10時間以上歩いているワケですから、翌日(翌々日?)の筋肉痛は自分の肉体で登ったことの証明として苦しむハメになるのですが。
    そして、今年の夏はいよいよ槍ヶ岳。北アルプスの中でも「イケメン・ヤリ君」と呼ばれている(?)カッチョイイ名峰。文字通り切り立った槍のような鋭い山頂にたどりつけるかどうかは、やっぱり自信がありません。山歩きから山登りへ。というドラスティックな変化を体験をするのかもしれませんね。
    でも、これまでの経験から、きっと足さえ止めなければなんとかたどり着けるんだろうとは思っています。逆に言えば、歩かなくても山頂に着ける人はどこにもいない。天才でも、言い訳しても、泣いてもダメです。唯一、自分の足を前にすすめることしか目標に到達する手段はないんだ。そんな当たり前なことがやっと大切なこととして分かるようになってきました。
     今年も一歩一歩、足を止めないようやっていこうと思います。もし止まってたら、叱っていただけますようお願いいたします