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No.75:大掃除

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こんにちは。
まだ家の大掃除が終わらない、制作の志村です。

いつも大掃除を始めると引っかかってしまうゾーン。
それは、本棚です。
何度も読んだ漫画、また読み返してしまいます。

僕は、漫画を読むのも描くのも好きです。
流れている時間の一部を切り取って、1枚の絵で表現したいことを伝える。
シンプルですが、なかなか難しいことです。
漫画を描いていると、
どの時間を切り取って伝えるのが効果的なのか、いつも考えさせられます。
描いた絵がそのまま飛び出して動いてくれれば・・・なんて、思います。
その時、手塚治虫は動いた!です。

飛び出して動かすとなると、アニメーションは強い味方です。
切り取られた絵の1枚1枚を繋げて時間を再生することで、
誰にでも分かりやすく伝えられることができます。
よく漫画の帯に「ついにアニメ化決定!」なんてありますが、
ここからは、所謂「アニメ」について少々お話を。

デジタル化が進んだ今でも、
アニメ制作では、膨大な量の紙に作画しています。
一般的なテレビアニメでは、20分尺で300カット程度、約4000〜5000枚、
多ければ10000枚という作品もあります。
劇場版などでは軽く1000を超えるカット数になるので、描く枚数はもっと膨大になるのです。
アニメ業界ではとても有名な話ですが、
ジブリの「崖の上のポニョ」は、17万以上の枚数でアニメーションが作られています。
なかなかここまでの枚数にできないものですが・・・
本当に気の遠くなる枚数です。

また、僕もアニメ業界にいた頃に知りましたが、
皆さんがテレビや劇場で見ているアニメの線は、実は鉛筆の線そのものです。

鉛筆で作画したものをスキャンして取り込んで、
スキャンデータ上で色を塗る。
そして色が塗られたデータを、
デジタル撮影ソフトを使って繋ぎ合わせます。
膨大な作画用紙は、
スキャンが終わった時点でバックアップとして保存されるのです。

すごく簡単にまとめると、
ひとつのアニメ作品を作るためには、

①?千枚?万枚を鉛筆で作画する!
②?千枚?万枚をスキャンする!
③?千枚?万枚の色を塗る!
④?千枚?万枚を繋げて見せる!

ということが必要なのです。・・・ものすごい物量ですよね。

アニメ文化の国とか、ジャパニメーションとか言われますが、
まだ一般的に知られてないことは、たくさんあります。
長くなるので、続きはまたの機会に。
知識が広がれば、見方も楽しみ方も広がっていくものです。

A「あのアニメ見た?」
B「すげー枚数だったよ、あれは!」

なんて会話が街で聞こえてきたら、
日本は、アニメを知る国になっているでしょうね。

No.74:師走と輪郭

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こんにちは。制作の斎藤です。
いよいよ年末が近づいてきましたね。
みなさんもご予定がいろいろ埋まってきているのではないでしょうか。

さて、僕は写真が趣味のひとつなのですがその中でも
昔のフィルムのような風合いのものが大好きです。

色味が淡いものやモノクロ写真、ピンぼけしているもの
被写体が切れてしまっているものなど
そういったどこか不確かで曖昧な写真に心惹かれてしまうのです。

ここで突然質問ですが
「まんまるのはっきりした月」と
「少し雲隠れしていて柔らかくかすんで見える月」

どちらが皆さんは惹かれますか?
個人的な好みはあると思いますが
大体の人は少し雲隠れしていてかすんでいる月の方が美しいと感じます。
それはなぜか。

人間の頭は中途半端な線や点、形を頭の中で補って理解しようとします。
雲隠れしてかすれて見える月も見る人が輪郭を補うように創造します。
それによって脳が印象をより強くし、結果美しく感じてしまうということです。
これは「ゲシュタルトの法則」という心理学に基づいていたりします。

目に見えないものや不確かなものの方が創造性が膨らみ
かえってより印象的によく見えたりしませんか?
まだ会ったことのない人をイメージだけで美化してしまうことや
勉強の暗記もイメージで覚えると効率がよかったりしましたよね。

街やテレビでみかける広告もそういった手法で
見ている人たちを無意識に意識させようとするおもしろい表現がいくつもあります。

わかりやすいもので言えばユニクロやアップルのCMなどは映像構成も台詞も音もシンプルで
見ているひとの創造性を自由にしてくれるので印象深いものになっていると思います。
日本は説明型が多く海外はイメージ型のCMが多いと言われています。
やっぱりイメージ型の方が見ていて楽しいですよね。

話しがずれてきてしまいましたが
写真の話しだったので最後にうまく撮るコツをひとつ。

それは撮ろうとしている被写体だけを見るのではなく
その周りの「余白」を気にして撮る。ということです。

写真を撮ろうとするとき、どうしても被写体だけに目がいってしまいがちですが
これを周りの空間や物の配置を考え、余計なものははずしていく。
写真の四隅まで意識を向けて余白(スペース)も
被写体のひとつだと思って構図を考えるといい写真が撮れたりします。

この話しを自分に置き換えて、被写体(自分)だけでなく余白(身の周りの環境)を
ファインダーを覗くようにその関係性を一度整理することで
自分の来年のテーマもはっきり見えてくるかもしれませんね。

No.73:がっそう

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こんにちは。制作部の中野です。

私の趣味は「合奏」です。
中学・高校と吹奏楽部に、大学ではオーケストラサークルに所属していました。
楽器は、打楽器。
写真はそんな私の相棒のスティックです。


ひとりで「演奏」することも面白いのですが、やっぱり「合奏」するのが一番
楽しくって、やりがいがあります。打楽器というパートの性質上かもしれませんが、
ひとりでは輝けないんです。
音楽には「拍」がありますが、拍に沿って楽譜通りの演奏をするのではダメで、
「ここは、あの楽器がこう入るから、シンバルはコンマ1秒くらい遅れて
 がっと入ったほうが効果的かも」
的な世界になってくるんです。
鳴っている楽器の音が全部きれいに重なった時は、ほんと感動します。

社会人になって、そんな合奏をする機会も減ると思いきや、高校の吹奏楽部メンバーが集まって定期的に練習をすることができています。
目的は、部活メンバーの結婚式の余興で披露。
この年になると、結婚ラッシュで、年に2回は披露する場があるという状況です。
結婚式には絶対吹奏楽演奏を!というのがなんだかルールになっているようなくらい、毎回お呼ばれし、その度に集まって、練習をして、、とやっています。
卒業して何年も経っているのにそうやってみんなで集まれるくらい仲がいい、というのも「合奏」パワーなのだと思います。


突然ですが、ここで私の経験をふまえた、独断と偏見の吹奏楽楽器占いをします。
女子目線かもしれませんが。
みなさん、自分が中学または高校で初めて吹奏楽部に入った気持ちで、やりたい楽器を選んでみて下さい。

1)フルート 
2)オーボエ/ファゴット
3)クラリネット
4)サックス
5)ホルン
6)トランペット
7)トロンボーン
8)ユーフォニアム
9)チューバ
10)打楽器


結果↓
1)フルート・・・いつもちやほやされたいお姫様。ちゃっかりしてる。
2)オーボエ/ファゴット・・・好奇心旺盛。チャレンジ精神が豊富。
3)クラリネット・・・絶対に悪目立ちしたくない。「みんなと同じ」が安心する
4)サックス・・・気が強い。職人肌。こだわる。
5)ホルン・・・表面上は穏やかだけど、内面はとても熱い。計算高い。
6)トランペット・・・目立ちたい。リーダー気質。
7)トロンボーン・・・協調を重視。穏やか。
8)ユーフォニアム・・・明るく元気。発想がちょっと変わってる。
9)チューバ・・・面倒見がいいお母さん。
10)打楽器・・・人と同じは絶対嫌。賑やか。


どうでしたか?
これ、意外とよく当たってるんですよ。
あくまで独断と偏見ですので、
あしからず。

No.72:チクチク

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こんにちは。制作の黒田です。

「刺繍のお洋服」というと、なんだか女の子チックでくすぐったいのですが
私は大好きです。
古着屋さんに行くと必ず探してしまいます。

ちょっとくたびれた洋服でも、刺繍が施してあるだけで
ものすごく魅力的に見えるのです。
そして、似合う似合わないはさておき、大抵は買ってしまいます。

昔はこういったいかにも女の子が好きそうなのもを毛嫌いしていて
あえて身につけないようにしていました。
かわいい女の子気取りな気がして。
それが一転、どうしたことか最近はあの繊細な魅力に虜になっています。


刺繍の何がそんなに魅力的なのか、自分でもうまく言えないのですが
やはり、「面倒なひと手間」をかけている感がいいのだと思います。

機械で作っているにしろ、手作りにしろ
あんなめんどうなこと、しなくても洋服は出来上がります。

それでもあえて刺繍をするということは、
もっといいものを作ろう!という作り手の情熱というか
洋服に対する思いやりというか、愛情を感じるのです。

私もその情熱を少しでも感じ取りたくて
ついに刺繍を始めてみました。

市販のシンプルなカーディガンの襟元からボタンラインにかけて
簡単なライン刺繍をしてみました。
写真がそれです。(まだ未完成です)
アップにするとガッタガタですね・・・恥ずかしい・・・

これからコツコツとチクチクし続けて完成したら着てみようと思います。
今から楽しみです。

今はまだ本にかじり付きながらの作業ですが
そのうち慣れたら、もう着飽きちゃった洋服たちにも刺繍して
甦らせることができたらな~と思っています。

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