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家元の佐藤です。
先日、広島の友人が東京に引っ越してきたので、手伝いに行ってきました。
引っ越してきたばかりの部屋は当たり前ですが何もなく、殺風景でおよそ生活が感じられないものでした。
が、不思議なことに、カーテンを付けたり棚を置いたりしただけで、
「こういう人が住んでいる」ことを感じさせてくれる生活空間になっていくのです。
いわば友人の顔が見える部屋になった、というか。
その変化を見た時、映像を作ることも同じだなと思いました。
ひとつの画をつくる時に、いくつもの大道具・小道具や照明などを組み合わせて、
「こういう人」を感じさせる。
また、それをさらに編集で重層的に組み上げることで、「こういう人」をより複雑な人間として表現することができる。
それが映像づくりの面白さなのかな、とやっと最近感じることができるようになりました。
引っ越しは、買ってきたブラインドカーテン、カラーボックスを組み立てたりと、意外と力仕事で大変でしたが、友達の笑顔も見ることができたし、そんな発見もあって有意義な一日でした。