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制作部の中曽根です。
すっきりしない夏ですが、皆さん楽しんでますか?
3年ほど前から、古びた借家の軒先で家庭菜園をしています。
トマト、ナス、キュウリ、サニーレタス、バジル、ニラ、大葉、ブルーベリー…。
季節によって色々なものを育てています。
疲れて遅くに帰っても庭でニラを摘み、味噌汁を作って食べると、
なんとも贅沢な気持ちになれます。
ロハスや自給率云々という訳ではなく、僕の道楽です。
海外滞在時、僕の血液は味噌汁とだし汁で出来てるな、と痛感したことがありました。
その頃から家庭菜園を目論んでいました。
近々、杉並区のレンタルファームにも申し込もうと思っています。
兼業農家を自負することに、ロマンを感じていたりします。
私事ではありますが、順調にいけば秋の終わりにパパになります。
期待と不安の、初パパです。
先日、性別が判明しました。
「付いてるんで、男の子ですね」と言われました。
「そうですか、付いてましたか。」
男の子でも女の子でも、母子共に元気であればいい、というのが本心です。
でも、可能性の半分を失ってしまったんだな、という思いも同時に起きました。
我が家に生を受けたことで、もはや色々な可能性を奪ってしまっています。
大地主のボンボンになる可能性。イタリア人になる可能性。22世紀に生きる可能性。
まだ見ぬ子供に哀切すら感じてしまいます。
そして奥さんのお腹に向かってエールを送っています。
僕が出来る目下の大事な役目は、名前を考えることです。
堅苦しい名字なだけに、名前はなかなか難しいです。
30年程前には若き日の父親が、60年程前には若き日のじいちゃんが、
同じ難題を抱えていたんだと思うと、感慨と責任を感じます。
親も子供と一緒に成長してく、と言いますが、僕にもそれが始まっているんだな、
と実感しています。
「ようこそ、いらっしゃい」と言えるような環境作りを、
気持ちの面からもスタートさせています。